天災と人災の境

震度5とか6とかいう地震がこれだけ毎日東日本各地で起きているわけだから、このまま対策せずに地震の被害に遭ってしまった場合、例えば上から落ちてきた物で骨を折ってしまうとか、固定していないタンスや本棚の下敷きになって逃げられなくなってしまうとか、それは厳しい見方をすれば人災と言えるのではないだろうか。……と考えて辞書を引いてみると、

  • じん-さい【人災】
    人間の不注意や怠慢が原因で起こる災害。水害・地震などで、十分な対策を講じておかなかったためにこうむる災害をいう。――『大辞泉』(小学館

「と言える」んじゃなくて、まさにそれが「人災」の定義なのでした。

天災ならば誰も恨めませんが、人災の場合は自分の行いを悔やむことになってしまう。僕も含め、甘く見なければよかったと後悔している人が被災地にはたくさんいるのです。だから明日とか来週とかに後回しせず、このブログにたまたま目を止めたあなたは今すぐ手の届くところだけでも備えをしてほしい。
「いま私にできること」
テレビも人もみんなそう言ってますが、いまあなたにできることは災害への備えです。あなた自身が被害に遭ってしまっては、これからの東北の復興を支援してもらうことはできないのだから。