被災地被災者復興支援

いま仕事しながらニュースを聞いてたら「被災地の子どもたちに」っていう言葉が耳に引っ掛かった。その被災地がどこだか、子どもたちにどうしたのかという肝心なことは反対側の耳から抜けていって、違和感だけが残った。違和感、って便利すぎる言葉だから使いたくないんだけど。
仮に、(被災地である)大船渡の(被災した)子どもたちに、サッカー選手が(復興支援で)サッカー教室を開いた、ということだとすれば、それを聞いてる人がカッコ内を補完すればいいのであって、本来伝えたい事実はそこじゃないはず。カッコ内をつなげて「被災地にいる被災者に復興支援をした」というのは何ら伝えてはいない。
被災地一丁目一番地という住所はないし、被災者という名前の人はいない。復興支援も自ら言うべきことじゃないんじゃないか?