おいしいお米


お米大好きなヨメが家の米をゆきむすびに変えた。これが絶妙にうまい。味覚なんてしょせんは好みなので、自分の舌に合ったということだけど。
岩手で18年、東京で12年、宮城で6年暮らした僕の感覚としては、東京の人は米の旨みにこだわらない人が多いように思う。初めて上京した時、飯屋で出てくる米のまずさに本当に驚いたものだ。あれは水のせいもあるのかな。魚沼あたりのコシヒカリが急激に安くなってずいぶん改善されたけど。
家で食べる米にはもっとこだわるべきだ。
なんやらうまそうな料理を写真に撮る人は多いけど、その一食分のお金をパートナーに渡して、あるいは自分の財布にもう一度戻して、米にこだわってみたら本当に豊かな食生活が得られると思う。
そもそも東北には米を「買う」という感覚がない人も多くて、実家や親戚や知人のところで取れたうまい米を食べている人が多い。
日常的に食べる米が当たり前のようにうまいというのはもっと誇っていいことで、たまたま行った店の料理の写真を撮るくらいだったら、毎日食卓に上がる米の写真でも撮ったらいいのにと思う。
当たり前のことに人は目を向けない。