〆切のはなし

〆切設定のポイントは、

  • 無理せずに守れるスケジュールを伝える
  • そこは絶対動かさない

ということに尽きる。
フリーに成り立てのころは、無理して早く入稿しようと意気込んでみたり、先方の提示スケジュールが多少厳しくても「頑張ります!」というYesでもNoでもない回答をしていたけど、結局最後のほうになって「ごめんなさい〜」と泣きつく羽目になっていた。
一方、編集サイドで仕事をしていて感じるのは、「頑張ります!」と言われて直前で「ごめんなさい〜」と言われるよりも、「それだと厳しいので2〜3日後ろに倒せませんか」と最初から言ってもらったほうがまだいいということ。その上で、多少の遅れは折り込み済みで進行を組みつつ、「了解。ただ、それだと本当に後ろがないから厳守でね」と伝えておく。
少しずつこういうことを実践してくると、お互いある信頼関係の中でお仕事ができるようになって、〆切を巡る心理戦のようなことをせずに済むので助かります。無理な〆切を設定して倒れる寸前で絞り出したような原稿よりは、精神的肉体的にも健康な状態で書かれたハツラツとした原稿のほうが編集ライター読者それぞれにとってハッピーだし。(精神的に追い詰められた人が書く文章の奇妙な面白さというのはあるけれど)
何が言いたいのかというと、この仕事の〆切、もう少し倒せませんか?