言葉の変化


【国語世論調査】にやける→「薄笑い」、うがった→「疑って掛かる」 誤用が“市民権” - MSN産経ニュース
時々こういうのあるけど、半数以上が誤用してたらもはや誤用じゃないんじゃないかな。
誤用や逆さ言葉、訛りがいつしか本来の語に取って代わって使われる例などたくさんあって、もともとの意味に執着していても仕方がないと思う。言葉というのは様式美の表現として使うものではなく(そういう側面はあるけれど)、人とコミュニケーションするために使うものだからだ。
原稿で「失笑する」と書いたら6割の人は「あきれる」という意味に受け取る。それでも「吹き出す」という本来の意味に固執するとしたら、過半数には別の文意に受け取られても構わないということだ。そうなると、そもそも何のために書いてるんですかっていう話になる。べつに原稿を通して日本語のテストをしたいわけじゃないでしょう。
だから、多くの人が「こういう意味だ」と考えているなら、その使い方をしてもいいんじゃないかな。全部間違えてたから言ってるんじゃないですよ。